予備校とは

 予備校とは、大学受験をする者に対して、知識や情報を提供する教育施設のことをいいます。
 大学受験は、高校の授業でカバーできることがほとんどですが、それでも予備校の存在意義は大きいと考えられます。例えば、次のような点が高校とは異なると考えられます。

  • 自分の受験レベルに合わせた講習を受けられる
  • 同じレベルの受験生の中で講習を受けられる
  • 大学受験に的を絞った講習を受けられる
  • テストを受けることで自分の位置がわかる

 いずれにしても、予備校は大学受験の勉強をする上で、強力な味方になってくれますので、高い授業料を支払って予備校に通わせてもらっている環境に感謝し、精いっぱいの努力をして、予備校に通った成果を出しましょう!

予備校のカリキュラム

 高校と同じように1学期、2学期、3学期に分かれていて、さらに、7・8月は夏期講習、12・1月は冬期講習というカリキュラムにしている予備校がほとんどです。
 また、学年が変わる3・4月に春期講習を設けている予備校もあります。

予備校の選び方

 予備校には、なぜ行くのか、何を勉強するのかを知ることから考えます。
 もちろん、大学受験を制するために行くのが予備校です。その目的を達成できる予備校なのかどうかをしっかりと見極めることが重要ということになります。

 例えば、近い予備校に行こう、友達が行っている予備校に行こう…というのは、予備校に行く目的を達せできますか?

 近い予備校が自分の希望する大学受験に適しているのか考えてください。
 また、友達と同じ予備校に行く理由を考えてみてください。

 友達と同じ予備校が大学受験に適していて、友達と一緒に通学することでモチベーションが維持できる!サボらない!という理由があればよいのですが、友達がいた方が寂しくないから、話ができるからという理由なら行かない方がましなくらいです。

予備校の選び方で運命が変わる

 高校の授業で成績が伸び悩んでいる人は正しい勉強法を知らないだけかもしれません。

  • 勉強したことがない
  • 家では宿題しかしない(宿題もしない)
  • 自宅学習の時間はかけているが成績が伸びない

 このような場合に、予備校の選び方で運命が大きく変わります!

 学校以外で勉強したことがない人は、勉強の習慣がついていません。したがって、予備校に通うことで、半ば強制的に勉強する時間が増えます。
 また、自宅学習に時間は割いているが成績が伸びない人は、正しい成績が伸びる勉強法ではないのかもしれません。

 予備校では、大学受験に必要な知識を効率よく教えてくれ、面談等で勉強法を個別に指導してくれます。
 つまり、素直に話を聞ける人なら、成績が大きくアップするチャンスが予備校にはあります。

 予備校独自のテキスト、カリキュラム、講師の指導には目からうろこのエッセンスがたっぷり詰まっているのです。

 それを市販の書籍等で簡単に解決できるようなら予備校の存在意義はありません。

 長年の経験から受験に必要な情報を提供することで、生徒からお金を貰っているのですから、それだけの価値はあると考えられます。

良い予備校の選び方ランキング

 ここで、予備校を選ぶ際に重視したい事項をランキング形式で比較したいと思います。当然といえるものばかりに感じるかもしれませんが、これが高校生やその保護者の考えることとプロが考えることには大きな差があると考えます。

  1. 予備校の講師の質がよい
     東京や大阪の都市部では、評判や口コミでわかりそうなものですが、地方ではなかなかそういう情報は手に入りません。
     この場合、体験入学をしてみるのが最もよいでしょう。友達がすでに入学している場合には、友達からきくのもよいでしょう。
     また、人気講師の講習はWeb配信される時代です。近くに予備校がない場合や、時間がない場合には、Webで受講すれば、まず外れはないでしょう。
  2. 予備校の場所が遠くない
     予備校があまりに遠くて、通学に時間がとられる場合は時間がもったいないです。最初はよくても段々通学が億劫になってきます。
     この場合、Web通信などを選択し、自習室や自宅で勉強することをおすすめします。
     なお、自習室は学生向けに無料で貸しているところと、学生や社会人向けに有料で貸している場所があります。有料の自習室は、お金を払うだけあって、Wi-Fi環境も整っており、静かに勉強している人が多い傾向にあります。金額も1月1万円前後が多いようです。
  3. 予備校が年間スケジュールを組んでくれる
     生徒は予備校の年間スケジュールに沿って、勉強を進めるだけでよいことになります。つまり、予備校に身をゆだねることができるかどうかということです。
  4. 定期的に面談をしてくれる
     生徒にとっては嫌なことかもしれませんが、定期的に講師と生徒との面談、または、保護者も含めた面談で、勉強の進捗状況、成績、進路等の相談にのってくれます。
     定期的な健康診断を受けることで、自分の弱点、勉強の仕方、進路等相談に乗ってもらえることが正しい方向へ軌道修正するきっかけになります。
  5. オリジナリティーがある
     個性的な指導をしてくれるという意味ではありません。
     予備校オリジナルのテキスト、カリキュラムがあるかどうかということです。長く受験業界にいて、実績を積んでいる予備校は、独自のテキスト、問題集を使用し、オリジナルのカリキュラムを組んでいるはずです。
     市販のテキスト類は、大学ごとの試験傾向をくんだものではなく、平均的な基礎的な解説、問題になっています。
     ところが、良い予備校というのは、大学ことに試験傾向を把握し、生徒が希望する大学向けの良問が集められた問題を作成しているため、より効率的な勉強ができます。
  6. 講師の数が多い
     講師の量より質と考えている方もいますが、合っているようで合っていないといえます。
     例えば、東大の法学部出身といえば、弁護士、裁判官、国会議員、大臣等有名人が多くいますが、必ずしも予備校の講師としてオールマイティーではありません。
     医学部に行きたいのか、法学部に行きたいのか、難関大学に行きたいのか…など、生徒により志望する大学はそれぞれです。
     東大法学部出身でも、予備校講師としてオールマイティーではないという意味として、偏差値が低い大学だったとしても、文系と理系では高校時代に勉強した科目が違うので、東大法学部出身の人でも全く勉強したことがない科目があるということです。その逆でも然りです。
     そもそも、文系と理系では数学の学習範囲が異なります。また、社会は、日本史、世界史、地理、政治経済のいずれかしか選択しません。理科は、生物、物理、化学のいずれかしか選択しません。
     つまり、どんな難関大学の難関学部出身でも、苦手な科目はあり、特定の一部しか高校時代に本気では勉強していないはずです。基本的には、苦手なものを選択せずに得意な科目を選択しているはずです。
     個人でやっている塾、講師が少ない予備校では、講師の得意分野でない科目も生徒に指導する必要性が出てくるのです。
     ところが、講師が多い予備校では、講師の得意科目を生徒に指導しますので、質が高くなるのが当然というわけです。

ダメな予備校の選び方ランキング

 選んではダメな予備校についても、ランキングで比較したいと思います。

  1. つまらない講習
     講師の話していることは、受験に役立ち、ポイントを押さえた講習でも、生徒が吸収できないようなものであれば意味がありません。
     芸人のように面白くとまではいかなくても、講習を受けていて耳に入る話し方というのはあるものです。
     ダメな予備校の講師というのは、念仏のように「ブツブツ」唱えたり、棒読みでメリハリのなかったり、退屈でつまらないものです。つまらない講習ほど眠く、つらいものはありません。何も頭に入りませんし、はっきりいって時間の無駄です。
  2. 生徒のレベルが低い
     予備校が有名でも、テキストが良くても、講師が良くても、生徒の質が悪いクラスがあります。
     通常、偏差値や志望校でクラスを編成しているはずですが、生徒数が少ない場合、レベルの差に関係なく同一のクラスになることがあります。
     私語が多かったり、スマホをいじってばかりだったり、成績が自分とかけ離れていたりする場合、周りに流されないようにしなければなりません。
     それができないようであれば、その予備校は向いていません。
  3. 正社員がいない
     プロの予備校であれば、いつ辞めるかわからないアルバイトを多くかかえることはないでしょう。
     講師の資質は知識だけで決まるものではありません。知識と経験の両方が備わってはじめてプロの講師になれるのです。
     講師に正社員がほとんどいないという場合、少ない予算で予備校を運営している、予備校が儲かることを重視している、正社員になる魅力がない…など、いい予備校である要素がありません。

大学受験予備校を比較する必要性

 大学受験予備校に入学したい場合、まずは複数の予備校からパンフレット請求をすることからはじまります。

 複数のパンフレットから、予備校の雰囲気、予備校の費用、予備校の評判、予備校の実績を比較します。

 その後電話やメールにて、見学会の案内がきますので、実際行って比較してみましょう。
 見学に行く際、親子で行くことをおすすめします。
 親が勝手に決めてくること、子供が勝手に決めてくることは避けた方がよいでしょう。

 親が勝手に決めてきた予備校に子供が必ずしも行きたいとは限りません。行くのは子供です。
 子供が納得したところでなければ、行きたくなくなった時に、自分が決めたのではないから行かないという言い訳の理由になります。そもそも、自分で決めていないものは長続きしない恐れがあります。

 また、親が確認せずに、子供が勝手に決めた予備校が本当に自分の子供が勉強できる雰囲気なのかはわかりません。親は今までの長い人生経験で判断できることがありますし、また、子育てをしてきた親だからこそ自分の子供にふさわしいかどうかの判断、アドバイスができるはずです。

1.大学受験予備校を比較して、欠点を探す!

 大学受験予備校のパンフレットを複数取り寄せて、比較することは決して予備校のいいところを見つけるためだけではありません。

 例えば、予備校のパンフレットに、当校は欠席したときのWebフォロー(補習用の動画)は見られませんとか、よその予備校より高額ですなど、当校の欠点、デメリットをわざわざ記載するはずがありません。メリットだけを記載するはずです。

 つまり、複数の予備校のパンフレットを請求して、見学に行くというのは、予備校の欠点探してもあるのです。

 先ほどの例でいうと、パンフレットを比較することで、欠席時のWebフォローについて、A校は無料、B校は500円、C校はWebフォロー自体なしと、A校のメリットと同時に、B校やC校の欠点がわかるのです。

 また、予備校の見学に行って比較することで、A校はパンフレットに記載の通り自習室が多くあり、講習がない日でも勉強がしやすい、B校はパンフレットの記載の通り自習室はあったが、部屋が小さく学校帰りには座る席がない、C校はパンフレットには記載がなかったが、実は自習室があったなど、現地でしかわからないことを目で見て、スタッフに直接聞いて比較できます。